こないだ、群馬県は前橋に行って来ました!
目的はというと、前橋文学館にムットーニの新作が展示されているから。それは萩原朔太郎さんの詩「殺人事件」をモチーフにして作られた作品ということで、前々から気になっておりました。しかし、埼玉から群馬はお隣と言えど、普通列車で行けば片道2時間かかる道のり。観たいけどそれだけじゃなくて他にも目的があればなあ〜と思っていました。
なので、よくいろんな場所に出掛けている姉に「前橋って他に何か観るものある?」と聞いてみたところ、返ってきたのは「焼きまんじゅう食べてくるといいよ!」という返事でした。へぇ、美味しそうだな・・・!とは思ったんだけど、行くまでに至らず・・・そんなある日、田島さんのツイートでも焼きまんじゅうが美味しい、と取りあげられてビックリ!その後たまたま露店で食べることが出来ましたが、本場のが食べてみたくなったので、えいっ!と思い立って行ってまいりました(^^)
ということで駅に着いて案内所で焼きまんじゅうのお店を聞くと、原嶋屋総本家というお店を教えてくれました。それがコチラ↓


古くて立派な建物!中も囲炉裏があったりして素敵でした♪焼きまんじゅう、美味しかったー!!(≧∇≦)さて、続いては今回の旅の目的地、前橋文学館へ。着いてまず驚いたのが、文学館の前にある萩原朔太郎の像にサンタ帽とマフラーが巻かれていたこと!(笑)粋なことするなあ〜!文学館の人がかぶせたりとったりしてるのかな。

そんな朔太郎の像の前を流れる広瀬川。

いよいよ文学館の中へ。館内では芥川龍之介と萩原朔太郎には交流があったということで、その二人の交流についての展示がされていて、お互いに及ぼした影響などを知ることが出来ました。また、朔太郎はマンドリンを弾いたそうで、生前弾いていた楽器が飾られていたり。平日だったからかお客さんもそんなに来ていなくて、展示もゆっくり観れたし、ムットーニ作品も一番前を陣取ってじっくり観ることが出来ました。
ムットーニの作品はいくつか観たことあるけれど、初めて作品を観る時って「これからいったい何が始まるんだろう?」っていう独特の緊張感があって、どの作品のことも最初に観たときのことを覚えています。これってすごいことだなあ〜、と思います。今回のこともきっとずっと覚えているだろうなあ。素敵な作品でした(^^)
さて、文学館を後にして今度は向かいにある朔太郎記念館へ。どうやら朔太郎が実際住んでいたところらしい。この建物で詩を書いたりしていたそうだ。よく見ると屋根に猫二匹!


この猫は萩原朔太郎さんの詩集『月に吠える』の中の「猫」という詩がモチーフになっているようです。
まつくろけの猫が二疋、
なやましいよるの家根のうへで、
ぴんとたてた尻尾のさきから、
糸のやうなみかづきがかすんでゐる。
『おわあ、こんばんは』
『おわあ、こんばんは』
『おぎやあ、おぎやあ、おぎやあ』
『おわああ、ここの家の主人は病気です』
萩原朔太郎記念館に行くことがあったらぜひ屋根の上も見上げてみてください。私は知らないで行ったのですが、見つけられて良かったな(^^)
広瀬川のほとりは風情があって素敵だったし、また、前橋の人たちって優しい人が多くて、尋ねた道順を丁寧に教えてくれたり、携帯電話を充電させてくれたりといろいろ親切にしていただきました。前橋、とっても良い街だったなあ〜!\(^o^)/