さて、オレンジカフェからGREEN STAGEに向かうボードウォークも結構な混雑でなかなか進まず。GREEN STAGEにたどり着いたときにはすでにROUTE17のステージが始まってました。そこでGLIM SPANKYを観たところで、そうだ!Original Loveを観るのに遅れる訳にはいかない、そのために来たと言っても過言ではないのだー!と、早めにRED MARQUEEへ移動を開始しました(ここまでで"フジロック時間"をだいぶ学んだ私(笑)。
会場に着いてみるとすでにリハーサルが始まっていました。まだ前方でも椅子に座ってる人がいましたが、リハーサルが進むにつれ、その音に惹かれて人がどんどん入ってきたので誰からともなく椅子を片付けて全員スタンディングに。「Let's Go!」をもうほとんど一曲歌ってしまうという本番さながらのリハーサルをしたことで、さらにヒートアップ!観客の男性からは「良いよぉっ!」て声援が飛んでました(^^)
さて、いよいよ本番!ツアーの時とおんなじ感じでスピーカーで音楽を流しつつ、バンドメンバーが先に登場。そこからバンド演奏へとシフトしていき、田島さんが最後に出てくる、というスタート。あきらか普段ワンマンライブでは見ない感じのフジロッカーたちの反応は結構ハッキリしてました。ギターソロや歌声が炸裂した時の盛り上がりはワンマンよりもすごかったかも。
ステージと観客の間には何やら機材っぽいのが置いてあるんだけど、田島さんはその上にのっかって観客たちを煽る煽る!で、観客たちもそれに乗る乗る!なんだろう・・・。いままでいろんな会場に行ったけど、観客たちの熱量がとにかく半端なかった。ファンだけを集めた方がそうなりそうな気もするんだけど、場の持つパワーっていうかエネルギーっていうのか、そういうのが違った。"興奮の坩堝(るつぼ)と化す"ってこういう状態のことを言うのかなって思った。
ワンマンの場合は必ずしも音楽好きばかりではないんだよね、多分。でもフジロックの場合はあれだけの山奥にいろんな装備を携えてえっちらおっちらやってくるという、酔狂な音楽猛者どもの数が半端ないわけで(もちろん、単なる追っかけはどこにでもやってくるので全員が全員そうではないと思うけど)、音楽に対する熱量も違うはずだなあ、と現場に行ってみて思った。でももちろん誰のライブでもそうなるわけではないと思うし、今回のOriginal Loveのライブがいかにすごかったか、ということだと思います。
ステージでは長岡さんが「ゼロセット」の途中で入ってきたり、「グッディガール」でPUNPEEが現れるなどゲストも!長岡さんが同じ日にフジロックに出るのは知ってたけど、今回ゲストは無しだろうと勝手に思い込んでたので、黄色い帽子の人がステージに上がってきた時に誰?!と思いました(笑)「グッディガール」もラップを自分でやるバージョンとこれまた勝手に思っていたので、「えー!!PUNPEE、このために苗場まで?!Σ(゜Д゜)」とびっくり。まんまと驚かされた私でした(笑)
白熱のステージの内容についてはこちらのサイト記事にも→初登場!手加減抜きのエンターテイメントショーにレッドマーキーは骨抜き
そんなわけで熱狂の渦の中Original Loveのステージは終了。そしたら私はなんだか放心状態になっちゃって、次に何を観ようとしてたのかだとか、全部吹っ飛んでしまいました。もうこれ以上は何かを受け入れられない、という感じというか。なのでしばしボーゼンとしてました。多分1時間くらいボーッとしてたかも。身体は動けたんだから、今思い返せばなんでもいいから観て来れば良かったのにと思うけど(^^;その時は本当にどうしようもなかった。
ようやく気持ち的に動けるようになってご飯を食べたりして、武藤昭平withウエノコウジを観るために苗場食堂にやってきました。武藤昭平さんは勝手にしやがれのドラム&ボーカルさん。このフジロックでバンドとソロを両方観れるってすごい(笑)「凡人讃歌」って歌が好きなのでやってくれるかな?と思ったら歌ってくれた!武藤さんはドラム代わりにアコギをばっしんばっしん叩いたりも。酒場が似合う二人の弾き語り、渋かった!!
この時には結構雨も降ってきてましたが、そのままフジロック名物という苗場音楽突撃隊も観ました。ゲストはオカモトショウさんとアナーキーというバンドの仲野茂さん。オカモトショウさんはザ・ヤングアメリカンという感じ(ハーフなのかな?)。仲野さんは少々ヤバかった!ペットボトルの水を口に含んでは客席に吐き出すという超パンクな人で、あんまり前で観てなくて良かったー!と心底思った(笑)歌も最初は激しかったけど、「Knockin' On Heaven's Door」の日本語バージョンの歌にはジーン、としました。良かった・・・!(ToT)
さて、苗場音楽突撃隊を観終わると時間はもう20時近く。新幹線で帰るにはほぼタイムリミット。この時までずっと朝までいるかどうしようか迷ってたけど、今回はここで帰ろう、と決めました。なぜなら前日の夜、ほとんど眠れなかったから・・・!!子供みたいだけど、楽しみと不安と緊張で全っ然寝れなかったの(^^;この状態で徹夜したらちょっとやばいかも、との自己判断。MATADOR! SOUL SOUNDSはちょっと観てみたかったな、と後ろ髪をひかれつつ、会場を後にしました。
そうしてシャトルバスに向かう途中、出演者と思しき白人さんたちを乗せたバスとすれ違ったけど、誰だったんだろう。木暮さんは会場でSEX PISTOLSの人にかき氷をもらったそうだけど、演者もその辺で普通にすれ違ったりするのがフジロックっぽい(笑)
この人もこの人もちょっと観てみたいかもっていう感じに思っていた人たちはほとんど観れなかったけど、この人たちは絶対観たい!というステージはちゃんと観れたし、新たな発見もあって良かった♪ということで初フジロック体験記でした。いろいろあったけど、すごく楽しかったよ!!(≧∇≦)
(追記)
Original Loveが出演したフジロック一日目のハイライト。