6月20日に配信された蓮沼執太さんとユザーンさんのライブを観ました。
実は3月に太田市美術館・図書館という場所でお二人のライブが開催されるのを仕事がらみで知った私。太田市美術館・図書館には行ってみたいと思っていたので、二人のライブを観るっていう目的で行ってみようかなあとちらっと思っていました。しかし何しろこの状況だし、遠出はムリだろうと早々に諦めざるを得ませんでした(ライブ自体も開催されなかったと思う)。
昨年、あいちトリエンナーレでユザーンさんのタブラ修行の様子を見てから、ちゃんとタブラと音楽が合わさって演奏されるのを聴きたいなあ〜とずっと思っていて、蓮沼さんのこともまた、唯一無二感がある人だなあ〜と思ってました。なのでどちらももっとちゃんと聴いてみたかった二人の演奏をいっぺんに聴けるという、わたし的にはラッキーな配信ライブとなりました(^^)
さて、まずはユザーンさん。タブラの音ってなんとなく"通りがいい"というか、聴いてるだけでも心地良いんですが、そういう癒しの感じだけでなく、高速でタブラを叩いたときなどめちゃ迫力!緊張感もありました!ユザーンさんはどうしてもカレーのイメージやSNSでの面白いイメージが先行しがちですが、実際演奏観てすごさがよくわかりました。
蓮沼さんは音の鳴る楽器をたくさん持ってきていてそれを鳴らしたり、ボールにいれた水をパチャパチャと手で揺らして音を出したりと実験的な試みをしつつ、基本はキーボード弾いたり、あとはつまみがいっぱいついてて、それを回すとギュイーンって音の出るメカニックなやつ(?)を操作しながら演奏していました。
はたしてタブラの太古からあるような音と、現代的な音とが合わさっていったいどんな音楽になるのかな?と思ったけれど、聴いていてめっちゃ潤う感じがしました。澄んだ水に頭から全身浸ってるような感じがする、というか。
印象的だったのは5曲目。それ以外の曲では蓮沼さんがメロディを奏でてユザーンさんがリズムを叩く、という感じなんだけど、蓮沼さんがタブラのために作ったこの曲ではユザーンさんがタブラでメロディを、蓮沼さんがさまざまな楽器を使ってリズム隊みたいなことをしていました。タブラにも音階があるんだ!Σ( ゚Д゚)とビックリ。この曲の前ではユザーンさんが念入りにタブラを調律してました。
三曲くらい歌のある演奏をしましたが(あとはインスト)、最後に歌った「ベーグル」の歌詞が面白かったなあ(笑)調べたらどうやらユザーンさんが作詞したもののようです。しかし心地よさ半端ない二人のセッション、機会があれば今度はまた生で観てみたい!(≧▽≦)と思いました。
セットリスト
1.I like peshkar
2.let's_la
3.Radio S
4.Dryer
5.Music for Five Tablas
6.新曲
7.テレポート
8.ベーグル